チャプター 113

新たな絆の夜明け

マークとそのルナが伴侶として初めて夜を共にした翌朝、世界そのものが息をひそめているかのような、底知れぬ静寂が訪れた。ふだんなら早起きの者たちの話し声で満ちるムーンライト一族の領域も、今朝はひっそりとしている。鳥でさえ、歌を空へ放つ前にためらっているようだった。金色の光がマークの寝室へと滲み込み、昨夜の名残を照らし出す――囁きのように散った花びら、蝋が溶けてできた小さな水たまり、そして女神の祝福のもと、ようやく結び合った二つの心。

先に目を覚ましたのはマークだった。伴侶の体温が胸に寄り添い、深い呼吸が一定のリズムを刻む。その律動は狼をも鎮め、魂を地に繋ぎとめる錨でもあった。...

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